【超初心者向け】ベースアンプ音作り完全ガイド!スタジオで迷わないためのセッティング術
- 1:ベースアンプの音作り、なぜ重要?
- ベースアンプの役割と音作りの重要性
- 音作りの前に知っておくべきこと(アンプの種類、ベース本体との関係など)
- 2:ベースアンプの基本操作とつまみの役割
- 主要なつまみ(GAIN, MASTER, BASS, MID, TREBLE)の解説
- それぞれのつまみが音に与える影響
- 3:実践!ベースアンプのセッティング例(初心者向け)
- 基本的なクリーンサウンドの作り方
- ジャンル別のセッティング例(ロック、ファンクなど)
- 4:BASS, MID, TREBLEの効果的な使い方
- 各帯域の音響的特徴
- BASS, MID, TREBLEを調整する際のポイント
- 5:知っておきたい!ベースアンプのゲイン調整のコツ
- GAINの役割と適正なレベルの見つけ方
- GAINを上げすぎた場合、下げすぎた場合の影響
- 6:スタジオでのベースアンプの使い方と注意点
- スタジオアンプの基本的な扱い方
- ハウリング対策や音量調整のコツ
- 7:アンプ以外も大事!音作りをもっと楽しむためのヒント
- エフェクターやベース本体の調整
- プロの音作りの考え方
ベースアンプの音作り、なぜ重要?あなたのベースプレイを格段に向上させる秘訣
ベースを弾く皆さん、こんにちは!
ミューキャンミュージックミュージックスクール千歳烏山ベース教室です。
「ベースアンプのツマミ、どれをどうすればいいの?」そう思っていませんか?
とりあえずアンプをONにして適当にツマミを回している方もいるかもしれませんが、
実はベースアンプの音作りは、あなたのベースプレイを格段に楽しく、そして上達させるための超重要な要素なんです!
なぜ音作りが重要なのか、その理由はシンプルです。ベースの音は、アンプを通して初めて完成されるからです。
どんなに良いベースを持っていても、どんなに正確なピッキングをしても、
アンプのセッティングがめちゃくちゃだと、あなたの演奏は台無しになってしまいます。
逆に言えば、アンプの音作りをマスターすれば、あなたのベースプレイは劇的に輝きを増すんです!
このブログでは、ベースアンプの基本的な使い方から、
スタジオで「これでバッチリ!」
と自信を持ってセッティングできる音作りの秘訣まで、とことん解説していきます。
さあ、一緒に理想のベースアンプの音作りを習得し、最高のベースサウンドを手に入れましょう!
ベースアンプの基本操作とつまみの役割
さっそく、ベースアンプの主要なつまみとその役割を見ていきましょう。
多くのベースアンプに共通して搭載されているのが、以下の5つのつまみです。
- GAIN(ゲイン): ベースから入力される信号の大きさを調整します。簡単に言うと、音の入り口の音量を決めるつまみです。このつまみを上げすぎると音が歪み、下げすぎると音が小さすぎたり、芯のない音になったりします。
- MASTER(マスター): アンプから最終的に出力される全体の音量を調整します。ライブハウスやスタジオでの音量調整は主にこのつまみで行います。
- BASS(ベース): 低音域の音量を調整します。このつまみを上げると重厚で迫力のあるサウンドになり、下げるとすっきりとした音になります。
- MID(ミドル): 中音域の音量を調整します。ベースの存在感や輪郭に大きく影響するつまみです。上げると前に出るサウンド、下げると引っ込んだサウンドになります。
- TREBLE(トレブル): 高音域の音量を調整します。アタック感やキラキラしたサウンドに影響します。上げるとクリアで明るいサウンドになり、下げると丸いサウンドになります。
これらのつまみを適切に調整することで、あなたの理想のベースサウンドに近づけることができるのです。
実践!ベースアンプのセッティング例(初心者向け)
「ベースアンプのつまみが多すぎて、どこから手をつければいいのかわからない!」
そんな方もご安心ください。まずは基本的なクリーンサウンドのセッティング例から試してみましょう。
- GAINとMASTERを全てゼロにする: まずはすべてのつまみを最小にしましょう。
- EQ(BASS, MID, TREBLE)を真ん中に設定: 12時の位置、つまりフラットな状態から始めます。
- GAINを少しずつ上げる: 音が鳴り始めるギリギリまで、ゆっくりとGAINを上げていきましょう。クリップランプ(またはピークランプ)がたまに点滅する程度が目安です。
- MASTERで音量を調整: 自分の聴こえやすい音量になるまでMASTERを上げていきます。
これが基本的なクリーンサウンドのセッティングです。ここから、自分の好みに合わせてEQを微調整していきます。
例えば、
ロック系のパワフルなサウンドを目指すなら、
BASSとTREBLEを少し上げ、MIDをやや下げる「ドンシャリ」と呼ばれるセッティングも有効です。
ファンク系の抜けの良いサウンドが欲しいなら、MIDを少し上げてアタック感を強調してみるのも良いでしょう。
色々なセッティングを試して、自分好みの音を見つけてみてください!
BASS, MID, TREBLEの効果的な使い方
ベースアンプの音作りの肝となるのが、BASS、MID、TREBLEの3つのEQつまみです。
これらのつまみが音のどの帯域に作用するのかを理解することで、より効果的な音作りが可能になります。
- BASS(低音域): 音の土台となる部分です。グルーヴ感や重厚感を出す際に重要になります。上げすぎると音がこもり、輪郭がぼやけてしまうので注意が必要です。
- MID(中音域): ベースの存在感やメロディラインの聴こえ方に大きく影響します。特にバンドアンサンブルの中では、このMIDの調整がベースの抜け感を左右します。下げすぎると音が引っ込み、上げすぎると耳に痛い音になることがあります。
- TREBLE(高音域): アタック音や弦を擦る音など、音のきらびやかさや輪郭をはっきりさせる部分です。スラップ奏法などでは特に重要になります。上げすぎるとキンキンした耳障りな音になり、下げすぎると音がこもった印象になります。
これらのEQつまみは、単独で調整するだけでなく、相互に影響し合うことを理解しておくことが大切です。
例えば、BASSを上げたときに音がこもると感じたら、MIDを少し下げてみるなど、バランスを見ながら調整しましょう。
知っておきたい!ベースアンプのゲイン調整のコツ
ベースアンプのゲイン調整は、音のキャラクターを大きく左右する重要なポイントです。
GAINはベースからの信号を入力する際のレベルを決めるつまみであり、音の歪みやサステイン(音の伸び)に影響します。
適切なゲイン調整の目安は、
アンプのインプット部に搭載されている「ピークランプ」または「クリップランプ」です。
ベースを強く弾いたときに、このランプがたまにチカッと点滅する程度が、適切なゲインレベルのサインです。
- GAINを上げすぎた場合: 音が過度に歪んだり、ノイズが乗ったりすることがあります。クリーンなサウンドを出したい場合には避けるべきです。
- GAINを下げすぎた場合: 音量が小さくなり、音の芯が失われてしまい、迫力のないサウンドになってしまいます。
Ampegなどの一部のベースアンプでは、GAINを上げていくことで独特のドライブサウンドが得られるものもあります。
これはAmpeg特有のキャラクターであり、そのサウンドを活かしたい場合は意図的にGAINを上げてみるのも良いでしょう。
ただし、基本的には上述のピークランプを目安に調整することをおすすめします。
スタジオでのベースアンプの使い方と注意点
バンド練習でスタジオに入ると、普段使わないベースアンプに戸惑うこともありますよね。
でもご安心ください。基本的な操作はどのベースアンプも共通しています。
スタジオに置いてあるベースアンプを使う際のポイントは以下の通りです。
- アンプの電源を入れる: まずはアンプの「POWER」スイッチを入れます。機種によっては「STANDBY」スイッチがある場合もあるので、STANDBYをONにしてからPOWERを入れる手順を踏むこともあります。
- ケーブルを接続する: ベースとアンプをシールドケーブルでしっかりと接続します。
- 音量調整はMASTERで: 基本的な音作りは自宅で練習したセッティング例を参考に、最終的な音量はMASTERつまみで調整しましょう。
- ハウリングに注意: 音量を上げすぎると、特に狭いスタジオではハウリング(不快な「ブーン」という音)が発生することがあります。これはベースの振動がアンプに伝わり、それがさらにアンプの音として出力されてしまうことで起こります。ハウリングが起こったら、少し音量を下げたり、アンプの向きを変えたりしてみてください。
- EQの再調整: バンド全体で音を出すと、ベースの音が埋もれてしまったり、逆に目立ちすぎたりすることがあります。そんな時は、BASS、MID、TREBLEを微調整して、バンドアンサンブルに馴染むように調整しましょう。特にMIDはベースの抜け感に大きく影響するので、他の楽器とのバランスを見ながら調整することが重要です。
アンプ以外も大事!音作りをもっと楽しむためのヒント
ここまでベースアンプの音作りに焦点を当ててきましたが、実はベースサウンドはアンプだけで決まるわけではありません。
アンプ以外の要素も、あなたの音作りに大きく貢献します。
- ベース本体の調整: 弦の種類や弦高、ピックアップの高さなど、ベース本体の調整一つで音は大きく変わります。定期的なメンテナンスや、自分に合った弦を選ぶことも重要です。
- エフェクターの活用: オーバードライブやコンプレッサー、イコライザーなど、様々なエフェクターを使うことで、音のバリエーションを無限に広げることができます。初心者の方には、まずコンプレッサーから試してみるのがおすすめです。
- 弾き方: ピッキングの強さや場所、指弾き・ピック弾きの違いなど、あなたの弾き方そのものが音作りの一部です。様々な奏法を試して、自分らしいサウンドを追求しましょう。
- 耳を鍛える: 好きなベーシストの音をよく聴き、その音がどうやって作られているのかを想像することも、音作りのスキルアップに繋がります。
ベースアンプの音作りは奥深く、正解は一つではありません。
色々なセッティング例を試したり、エフェクターを試したりしながら、
自分だけの理想のベースサウンドを追求していく過程こそが、ベースを弾く醍醐味の一つです。
無料体験レッスンのお申し込み
いかがでしたでしょうか?ベースアンプの音作りについて、
基本的な使い方から実践的なセッティング例まで、幅広く解説してきました。
この記事を参考に、ぜひあなたも理想のベースサウンドを追求してみてください。
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ミューキャンミュージック千歳烏山ベース教室講師
ヤマシタ タカヒサ
【Instructor Profile】
2009年2月 Gt.コウスケ&Ba.ヤマシタを中心に「Scenarioart」結成。
キューンミュージックよりmini Album「night walking」でメジャーデビュー。
2018年8月 所属事務所SMA、所属レーベルキューンミュージックを離れ、独立。
自身のバンド活動と並行しKANA-BOONのサポートメンバーとして2019年後半まで活動。
千歳烏山ベース教室レッスンスタジオ
studio09
東京都世田谷区南烏山5丁目24−7
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投稿者プロフィール

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弾けたらいいが弾けるに変わる
現役のプロミュージシャンからマンツーマンで学べるミュージックスクール
講師としての経験はもちろん、プロとしての演奏経験のある講師陣。
一人ひとりに合わせたカリキュラムを組み立て上達への近道へと導きます。
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