リアルなベース打ち込みのコツ!DTM初心者もこれでプロの音源に!
はじめに:なぜベースの打ち込みは難しいのか?
DTMで楽曲制作をする上で、避けて通れないのが楽器の「打ち込み」です。
特にベースは、楽曲の土台となる重要なパートでありながら、
打ち込みでリアルさを出すのが難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。
「打ち込み感が拭えない」
「なんだかノリが出ない」
といった悩みは、多くのDTM初心者共通の課題です。
しかし、ご安心ください!
ちょっとしたコツとテクニックを学ぶことで、あなたのベース打ち込みは劇的にリアルになります。
ベース打ち込みの基本:ベロシティとクオンタイズをマスターする
リアルなベース打ち込みの第一歩は、ベロシティとクオンタイズの適切な理解と活用です。
ベロシティとは、MIDIノートの音の強弱を数値で表すものです。
全ての音符を同じベロシティで打ち込むと、機械的で単調な印象になってしまいます。
実際のベース演奏では、音の強弱がフレーズに抑揚とグルーヴを与えます。
強弱をつけることで、人間らしい演奏の「揺らぎ」を表現できます。
クオンタイズは、打ち込んだ音符のタイミングをグリッドに揃える機能です。
正確なリズムを出すためには必要不可欠ですが、過度なクオンタイズは音の「生々しさ」を奪ってしまいます。
あえてクオンタイズを少し甘めに設定したり、クオンタイズ後に手動で微調整したりすることで、
より人間的なグルーヴを生み出すことができます。
この2つの要素を意識するだけで、ベース打ち込みの印象は大きく変わります。
リアルさを追求!スライド、グリッサンド、ピッチベンドの活用
ベースのリアルさを追求するには、単音の打ち込みだけでなく、
スライド、グリッサンド、ピッチベンドといった奏法を再現することが重要です。
スライドは、ある音から別の音へ滑らかに移行する奏法です。
ベースラインにスライドを取り入れることで、よりグルーヴ感が増し、生き生きとした印象になります。
Logic Pro XなどのDAWでは、ピッチベンドやMIDIエディターを使って表現できます。
グリッサンドは、複数の音を連続的に滑らせる奏法で、楽曲に躍動感やニュアンスを加えるのに効果的です。
ピッチベンドは、音程を連続的に変化させる機能で、ベースのチョーキングやミュート、微妙な音程の揺らぎを再現するのに非常に有効です。これらのテクニックを適切に使うことで、打ち込みとは思えないほどリアルなベースサウンドを作り出すことが可能です。
ゴーストノートでベースに「呼吸」を与える
ゴーストノートとは、非常に小さな音量で演奏される、リズム感を強調するための音符です。
実際のベース演奏では頻繁に使われるテクニックで、楽曲に独特の「ノリ」や「グルーヴ」を生み出します。
打ち込みでゴーストノートを表現するには、通常よりも大幅に低いベロシティで音符を配置します。
また、ごく短くミュートさせることで、よりリアルなアタック感を表現できます。
ゴーストノートを適切に配置することで、ベースラインに躍動感と奥行きが生まれ、
まるで生きているかのような「呼吸」を感じさせる打ち込みになります。
DTM講師が教える!Logic Pro Xでの実践テクニック
ミューキャンミュージックミュージックスクールでは、
特に人気の高いDAWであるLogic Pro Xを使った実践的なDTMレッスンを提供しています。
Logic Pro Xには、リアルなベースサウンドを追求するための強力な機能が多数搭載されています。
例えば、フレキシブルタイム機能を使えば、打ち込んだMIDIノートのタイミングをより直感的に調整できます。
また、内蔵されている豊富なベース音源やエフェクトプラグインを活用することで、
様々なジャンルに対応したリアルなベースサウンドを簡単に作り出すことが可能です。
当スクールでは、Logic Pro Xの機能を最大限に引き出し、
あなたの理想とするベースサウンドを実現するための具体的な操作方法や裏技まで、講師が丁寧に指導いたします。
リアルな打ち込みは「耳コピ」と「分析」から始まる
リアルなベースの打ち込みを目指す上で、
非常に効果的なのが「耳コピ」と「分析」です。
好きなバンドやアーティストの楽曲を聴き、
ベースラインがどのように演奏されているか、
具体的にどのようなテクニックが使われているかを注意深く聴き取ってみましょう。
例えば、
- どのタイミングでスライドを使っているのか?
- ピッチベンドはどのくらいかかっているのか?
- ゴーストノートはどこで、どのような強さで入っているのか?
などを意識して分析することで、
プロの演奏家がどのようにグルーヴを生み出しているのかを肌で感じることができます。
そして、それを自分の打ち込みに応用することで、
格段にリアルなベースサウンドへと進化させることができるでしょう。
DTM初心者からプロ志向まで!ミューキャンミュージックミュージックスクール
ミューキャンミュージックミュージックスクールでは、
あなたのDTMスキルを飛躍的に向上させるためのオンラインDTM教室を開講しています。
無料体験レッスンでは、Zoomを使って、
現役で活躍するプロのミュージシャンであるDTM講師が、あなたのレベルや目標に合わせて丁寧に指導します。
「リアルなベース打ち込み」に関する具体的なアドバイスはもちろん、
DTMレッスンに関する疑問も、直接講師に質問できる貴重な機会です。
DTM講師紹介
鎌田昌宏 –Masahiro Kamata-
【Instructor Profile】
外資系レーベル2社でディレクターに従事しメジャー・アーティスト制作業務を担当、
INTERCEPTBEATS、Eel Amak 等名義で多数の音源制作や楽曲提供、サウンド・プロデュースも行う。
ジャンルを問わず客観的視点で作るサウンドが魅力の一つ。
ボカロPとしてボーカロイド作品も発信、ニコニコ動画殿堂入りを果たす。
【Works】
GILLE「フライングゲット」(編曲・サウンドプロデュース)
GILLE「BELIEVE」(作曲)
桐谷健太「何か」(作曲)
青山テルマ「君が君でいてくれるから」(編曲・サウンドプロデュース)
Inferno Teller「MAD HONEY」(共作曲 / 編曲・サウンドプロデュース)
超新星「Love Letter (4U New Emotion Remix)」(サウンドプロデュース)
South Blue「少年 (00’s Ver.)」(編曲・サウンドプロデュース)
そおだー「GAME OVER」(編曲・サウンドプロデュース)
BabySitter「潰れたみかん」(編曲・サウンドプロデュース)
クリス(CV:谷山紀章)「七つの子~Twilight Sky~」(共作詞 / 共作曲 / 編曲・サウンドプロデュース)
【使用dawソフト】
Logic Pro X
まとめ:リアルなベース打ち込みで楽曲に命を吹き込もう!
今回は、リアルなベースの打ち込みについて、具体的なテクニックや考え方をご紹介しました。
ベロシティやクオンタイズといった基本的な要素から、
スライド、グリッサンド、ピッチベンド、ゴーストノートといった応用テクニックまで、
様々なアプローチがあることをご理解いただけたかと思います。
これらの技術を習得し、実践することで、あなたの楽曲のベースラインは格段に魅力的になり、
よりプロフェッショナルなサウンドへと進化することでしょう。
ミューキャンミュージックミュージックスクールでは、あなたが理想とする楽曲制作をサポートするため、
経験豊富な講師陣がオンラインレッスンで丁寧に指導いたします。
ベース打ち込みの基本から
スライドの打ち込み方などの応用などの実践的なテクニックまで、
あなたの疑問を解消し、スキルアップを強力に後押しします。
DTMのスキルアップを目指したい方、
特に「リアルなベースの打ち込み」をマスターしたい方は、
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投稿者プロフィール

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弾けたらいいが弾けるに変わる
現役のプロミュージシャンからマンツーマンで学べるミュージックスクール
講師としての経験はもちろん、プロとしての演奏経験のある講師陣。
一人ひとりに合わせたカリキュラムを組み立て上達への近道へと導きます。
mUcanはオンライン、東京都、都内近郊、大阪にある個人レッスンの音楽教室です。
ギター、ベース、ドラム、DTMをはじめ様々な分野で活躍するインストラクターが
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