【機材マニア必見】プロの「エフェクターボード」は何が違う?ノイズを減らし、理想の音を作るための構築術

🌟 足元を見れば、そのギタリストの「思考」が分かる
ギタリストにとって、エフェクターボードは「城」です。
お気に入りの歪み、こだわりの空間系、そしてスイッチャー…。
好きな機材を並べている時が一番幸せ、という方も多いのではないでしょうか。
しかし、ただ繋げば良い音が出るわけではありません。
-
「ペダルを増やしたら、ノイズが酷くなった」
-
「バイパス音(直の音)が痩せてしまった」
-
「配線が汚くて、トラブルの原因が分からない」
もしあなたがこのような悩みを抱えているなら、
それは「ボード構築の作法」を知らないだけかもしれません。
今回は、プロの現場で通用する
「トラブルが起きず、最高の音が出るエフェクターボード」
の組み方のヒントをお伝えします。
1. 「電源」こそがサウンドの心臓部

高いエフェクターを買う前に、まずお金をかけるべき場所。
それは「パワーサプライ(電源)」です。
初心者がやりがちなのが、1つのアダプターから分岐ケーブル(デイジーチェーン)ですべてのエフェクターに電源を送ること。
アナログペダル(歪みなど)と、デジタルペダル(最新のディレイやリバーブ)を混ぜて分岐させると、
デジタルノイズがアナログ回路に回り込み、「ジーー」という不快なノイズの原因になります。
【プロの視点】
プロは必ず「アイソレート(独立)型」のパワーサプライを使用します。
各端子が内部で絶縁(独立)されているため、ノイズの回り込みを防ぎ、エフェクター本来のクリアなサウンドを引き出せます。
まずはここを見直すだけで、音の膜が一枚取れたようにクリアになります。
2. 「接続順」と「インピーダンス」の罠

「ワウは歪みの前?後?」
「バッファーって何?」
接続順に正解はありませんが、セオリーはあります。
一般的には
[ギター] → [ワウ/フィルター] → [コンプ] → [歪み] → [モジュレーション] → [空間系] → [アンプ]
ですが、
プロはここに**「インピーダンス」の計算を入れます。
長いシールドや多数のパッチケーブルを通ると、信号は劣化(ハイ落ち)します。
これを防ぐために、ボードの先頭や最後尾に良質な**「バッファー」を配置し、信号を強くするのです。
しかし、ヴィンテージのファズなどはバッファーの後ろに繋ぐと音が変わってしまう…といった落とし穴も。
このパズルを解くのが、ボード構築の難しさであり楽しさです。
3. 美しい配線は、トラブルを防ぐ

プロのボードを見て「綺麗だな」と思うのは、単に見栄えが良いからではありません。
「ケーブルにストレスがかかっていない」からです。
無理に曲げたり、電源ケーブルと音声ケーブルを束ねてノイズを拾ったりしていませんか?
ソルダーレスケーブル(ハンダ不要の自作ケーブル)などを活用し、
長さピッタリに配線することは、
断線トラブルを防ぎ、ライブ中の事故を減らすための必須スキルです。
💻 オンラインレッスンこそ、機材派ギタリストの聖域!

さて、ここまで読んで「自分のボードも見直したい!」と思ったあなた。
でも、
「重いボードを持って教室に通うのは無理…」と諦めていませんか?
そんなあなたにこそ、
ミューキャンミュージックスクールの「オンラインレッスン」が最適です。
理由①:自宅の「フルセット」で習える
重いボードを運ぶ必要はありません。自宅のアンプ、自宅の電源環境、
そして自慢の巨大なボードを使ってレッスンを受けられます。
理由②:機材の「魔術師」たちに相談できる
当スクールには、機材のエキスパートが在籍しています。
-
久米 優佑 先生 (PAM / ex.トリコンドル)

ELLEGARDENの高橋氏とインストバンドを組む実力派。
『ギター・マガジン』掲載経験もあり、DelayやReverbを駆使した空間系サウンドメイクのスペシャリストです。 -
藤木 寛茂 先生 (Zantö / ex.HaKU)

「ギターを超越したサウンド」と評される独自のエフェクター使いは圧巻。
既存の枠に囚われない音作りを学びたい方に最適です。
理由③:画面共有で「ツマミの位置」まで診断
オンラインなら、カメラでボードを映しながら、
「そのディレイ、もう少しTimeを短くしてMixを上げよう」
「歪みの前段にそのコンプを移動してみよう」
といった、具体的かつマニアックなアドバイスが可能です。
🚀 あなたの「城」を完成させよう

エフェクターボードは、あなたの個性を表現する楽器の一部です。
ただ集めるだけでなく、プロの知恵を借りて、「実戦で使える最強のシステム」に組み上げませんか?
配線の悩みから、理想のサウンドメイクまで。 機材愛に溢れる講師たちが、マニアックな話も大歓迎でお待ちしています!
[機材相談もOK!久米先生・藤木先生のオンライン体験レッスンはこちら]
投稿者プロフィール

-
弾けたらいいが弾けるに変わる
現役のプロミュージシャンからマンツーマンで学べるミュージックスクール
講師としての経験はもちろん、プロとしての演奏経験のある講師陣。
一人ひとりに合わせたカリキュラムを組み立て上達への近道へと導きます。
mUcanはオンライン、東京都、都内近郊、大阪にある個人レッスンの音楽教室です。
ギター、ベース、ドラム、DTMをはじめ様々な分野で活躍するインストラクターが
あなたの目標に対して、あなたのだけのカリキュラムを組み立てレクチャーしていきます。





