【ギター】モードスケールとは?いつ使う?対応コードまで徹底解説

  1. はじめに:ギター演奏をより深く楽しむために〜モードスケールとは?
  2. スケールとモードの違い:基本的な考え方を理解する
  3. モードスケールの種類と特徴:7つのモードを解説
  4. いつ使う?モードスケールが活躍する場面
  5. モードスケールに対応するコード進行
  6. ギターでモードスケールを実践する方法
  7. まとめ:モードスケールをマスターしてギター演奏をさらに豊かに!

はじめに:ギター演奏をより深く楽しむために〜モードスケールとは?

こんにちは!

ミューキャンミュージックミュージックスクール下北沢ギター教室です。

「ギターの演奏がなんだか単調…」

「もっと自由にメロディを奏でたい!」

と感じていませんか?

それなら「モードスケール」があなたのギター演奏に新たな可能性を与えてくれます!

モードスケールとは

既存のスケールとは異なる視点から音楽を捉え、

コード進行に沿った表現力と個性をギターにもたらす音楽理論です。

この記事では、モードスケールとは何かという基本的な疑問から、

いつ、どのように活用すれば良いのかまでを丁寧に解説します。

初心者の方も、さらに深く理解したい経験者の方も、

ぜひこの機会にモードスケールの奥深い世界を探求し、あなたのギター演奏をレベルアップさせましょう!

2スケールとモードの違い:基本的な考え方を理解する

まず、「スケール」と「モード」の違いについて解説しましょう。

一般的に「スケール」というと、ドレミファソラシドのように、ある音から始まる音の並びを指します。

一方、「モード」は、

この基本的なスケール(例えば長音階)の開始音を変えることで生まれる、

それぞれ異なる雰囲気を持つ音階のことです。

例えるなら、

同じ料理のレシピでも、使うスパイスを変えることで全く異なる味わいになるようなイメージです。

長音階という基本の「レシピ」に対して、どの音を基準(開始音)にするかを変えることで、

様々な「風味」のモードが生まれるのです。

この違いを理解することが、モードスケールを使いこなすための第一歩となります。

※長音階とは、ある音(主音)を基準に、「全音・全音・半音・全音・全音・全音・半音」の音程で音を並べた音階です。

3.モードスケールの種類と特徴:7つのモードを解説

長音階からは、以下の7つのモードが生まれます。

それぞれのモードは、特有の雰囲気と「特性音」を持っています。

  1. イオニアン(Ionian): 長音階そのもの。明るく安定した響き。【特性音:なし】
  2. ドリアン(Dorian): 短音階に似ていますが、6番目の音が半音高いのが特徴。少し憂いを帯びた、浮遊感のある響き。【特性音:長6度】
  3. フリジアン(Phrygian): 短音階に似ていますが、2番目の音が半音低いのが特徴。エキゾチックで暗い響き。【特性音:短2度】
  4. リディアン(Lydian): 長音階に似ていますが、4番目の音が半音高いのが特徴。明るく、夢のような浮遊感のある響き。【特性音:増4度】
  5. ミクソリディアン(Mixolydian): 長音階に似ていますが、7番目の音が半音低いのが特徴。ブルースやロックでよく使われる、不安定でファンキーな響き。【特性音:短7度】
  6. エオリアン(Aeolian): 自然短音階そのもの。暗く、悲しい響き。歌謡曲でよく使われます。【特性音:なし】
  7. ロクリアン(Locrian): 独特の不安定な響きを持つため、単独で使われることは少ないです。【特性音:短2度、減5度】

これらのモードの雰囲気の違いを理解することで、楽曲に合わせたより豊かな表現が可能になります。

4.いつ使う?モードスケールが活躍する場面

では、モードスケールはいつ使うのでしょうか?

モードスケールは、特定のコード進行や楽曲の雰囲気に合わせてメロディを演奏する際に力を発揮します。例えば、

  • ドリアン:マイナーコードが中心の、少し哀愁漂う雰囲気の曲で、メロディに浮遊感や深みを加えたい時。
  • ミクソリディアン:ブルースやファンクのような、ドミナント7thコードが印象的な曲で、メロディにブルージーさや不安定さを加えたい時。
  • リディア:明るく浮遊感のあるコード進行で、メロディに夢のような広がりを持たせたい時。

このように、モードスケールは単に音を並べるだけでなく、

対応コードの響きと組み合わせることで、楽曲全体の雰囲気をより際立たせることができるのです。

5.モードスケールに対応するコード進行

モードスケールに対応するコードを理解することは、モードを効果的に使う上で非常に重要です。

各モードには、

その特性を活かすための相性の良いコード進行が存在します。

例えば、

  • ドリアン:Dm7などのマイナーセブンスコードを中心とした進行。
  • ミクソリディアン:G7などのドミナントセブンスコードを中心とした進行。
  • リディア:Maj7(#11)のような、浮遊感のあるコードを含む進行。

重要なのは、使用するモードのルート音を軸として、

そのモードの特性音を含むコードと組み合わせることです。

これにより、モードが持つ独特の雰囲気を最大限に引き出すことができます。

6.ギターでモードスケールを実践する方法

実際にギターでモードスケールを実践するには、

まず各モードの音の並びを覚えることから始めます。

  1. 基準となるスケールを理解する: まずは、ハ長調(イオニア旋法)の音階をしっかりと覚えましょう。
  2. 各モードの開始音を把握する: ハ長調の各音をルート音として、それぞれのモードの音階を弾いてみます。
    • ド(Ionian)
    • レ(Dorian)
    • ミ(Phrygian)
    • ファ(Lydian)
    • ソ(Mixolydian)
    • ラ(Aeolian)
    • シ(Locrian)
  3. 対応するコードに合わせて練習する: 各モードに対応するコードを鳴らしながら、そのモードのスケールでメロディを弾いてみましょう。

最初は難しく感じるかもしれませんが、

様々なキーでそれぞれのモードを練習することで、

徐々にその雰囲気特性音が理解できるようになります。

7.まとめ:モードスケールをマスターしてギター演奏をさらに豊かに!

今回のブログでは、

モードスケールとは何か

その種類と特徴、いつ、どのように使うのか、

そしてギターで実践する方法について解説しました。

スケールモードの違いを理解し、

それぞれのモードが持つ独特の雰囲気特性音を意識することで、

あなたのギター演奏はより色彩豊かで表現力豊かなものになるでしょう。

モードスケールは、あなたの音楽的な可能性を広げるための強力なツールです。

ぜひこの機会に、モードスケールの探求を始めてみませんか?

まとめと無料体験レッスンのご案内

まとめ

この記事では、

ギター演奏における表現力を格段に向上させる「モードスケール」について解説しました。

スケールとモードの違いから始まり、

7つのモードそれぞれの特徴、

活用する場面、

対応するコード、

そしてギターでの実践方法までを網羅的にご紹介しました。

モードスケールを理解し使いこなすことで、

あなたのギター演奏はより個性的で深みのあるものになるはずです。

もちろん音楽理論がすべてではないですが、

知識としてある分には損はしないです。

ミューキャンミュージックミュージックスクール下北沢ギター教室では、

今回ご紹介したモードスケールはもちろん、ギター演奏に必要な音楽理論を基礎から丁寧に指導しています。

「もっと自由にギターを弾きたい」

「音楽理論をしっかり学びたい」という方は、

ぜひ一度、当スクールの無料体験レッスンにお越しください。

プロの講師が、あなたのレベルや目標に合わせたレッスンをご提供します。

下北沢でギター教室をお探しなら、

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